Miki Miura, DNP, APRN, FNP-C
アメリカ・ハワイ州 Family Nurse Practitioner
2024年 American Academy of Nurse Practitioners State Award for Excellence for the state of Hawaii受賞者
Doctor of Nursing Practice (看護実践博士）

東京都出身。患者さんへ献身的に医療を提供していた祖父に憧れて医療の世界に入る事を決める。また建築家であった父がハーバード大学大学院在学中に学ぶのが大変楽しかったと聞き、いつかは自分もアメリカの大学に行きたいと幼少の頃から思うように。

国際基督教大学高等学校で様々な国からの帰国子女のクラスメートと接し、国際的な視点を身につけ、また自分が自分らしくいられるのは日本国外だと気づく。聖路加看護大学在学中、アメリカ・サンディエゴで1ヶ月滞在し、患者主体の医療を提供するアメリカでやはりチャレンジしたいと思うように。東京慈恵医科大学付属病院で正看護師として数年勤務後、25歳で渡米。2014年にHawaii Pacific UniversityのFamily Nurse Practitionerプログラムを首席で卒業。

その後、ハワイの開業産婦人科クリニックやコミュニティーヘルス
センターなど複数の医療機関で産婦人科医療及びプライマリーケアを提供。ハワイ州最大のコミュニティーヘルスセンターではNPとして唯一のoutstanding performer（傑出した医療提供者）として表彰されたことも。仕事を通してアメリカ永住権を獲得。University of Hawaii at Hiloにて最終学位となるDoctor of Nursing Practiceを修得。2024年にはアメリカNP協会によって各州で一人ずつしか選ばれない、臨床における優秀賞をハワイ州部門で受賞。また同年に、アメリカNP協会によってハワイ州代表にも任命される。

現在は臨床での診療のほか、ハワイ大学のナースプラクティショナー学生の実習指導やハワイ州高度実践看護師政策委員会の一員として、ハワイでの看護教育と実践、また政策に積極的に関わる。そして日本全国各地の看護大学を対象に国際看護や看護のキャリアアップについてセミナーを行い、日本の看護のレベルアップと看護師の地位の向上に貢献。